「今日はなんだか疲れたな…」「どこか近場でリラックスできる場所はないかな?」そう考えているあなたへ。京王・小田急・多摩モノレールの多摩センター駅からたったの5分、都会の喧騒から離れて心と身体を解放できるとっておきの場所。それが極楽湯多摩センター店です。


どーもこんにちは。社会人サウナーの上田です。
上田は普段メディア系の会社で働きつつ、副業でサウナーやってるアラサーです。
極楽湯編Part2です!まだPart1を見ていない方は、こちらから見れます。是非見てみてね!

PART1の振り返り





サンリオとジブリのアニメ二枚パンチと、日本の神話について書いた。極楽湯の底力を知った。
今日のととのった後の一本はこれだ!
2001年7月20日公開、スタジオジブリ制作の映画「千と千尋の神隠し」。
スタジオジブリが贈る、宮崎駿監督の不朽の名作「千と千尋の神隠し」。アカデミー賞受賞も果たしたこのファンタジー大作は、公開から20年以上経った今もなお、多くの人々を魅了し続けている。
PART1を読んだ方には分かると思うが、今日の一本はこれだ。

あらすじ
引っ越し中に不思議なトンネルに迷い込んだ10歳の少女、千尋。その先にあったのは、人間が足を踏み入れてはならない神々の世界だった。
好奇心から足を踏み入れた両親はたちまち姿を変えられ、千尋はたった一人、異世界に取り残されてしまう。途方に暮れる千尋を救ったのは、謎めいた少年ハク。彼は千尋にこの世界で生き抜く術を教える。
千尋は、魔女・湯婆婆(ゆばーば)が支配する湯屋「油屋」で「千(せん)」として働くことに。カオナシをはじめとする個性豊かなキャラクターたちとの出会いを通じて、臆病だった千尋は様々な困難に立ち向かい、大きく成長していく…。
筆者のレビュー
この不朽の名作「千と千尋の神隠し」は単なるアニメーション映画の枠を超え、深遠な哲学的メッセージを内包していると筆者は確信している。
巷ではこの物語を巡り様々な説や、論壇が生まれている。どれが正解というのは無いし、あくまで筆者が感じたこと思ったことだが、「自然との共生」。これを1つのテーマとして取り上げたいと思う。
※以下、ネタバレを含みます。
千尋が働く「油屋」に来る八百万の神々。Part1でも書いたオオトリ様や大根の神様のオシラ様等、可愛らしいキャラクターが多数出てくるが、中でも「オクサレ様」は強烈なインパクトだ。全身にヘドロを纏い、その隙間からは紫色の液体を出している。全身だけではなく、息からも異臭を放っており、身体を引きずるようにして歩く。文章にしただけでも相当なものだが、実際に目の前にしたら筆者は確実に失神する自信がある。
そんな「オクサレ様」だが、元々は名のある川の神様である。人間のポイ捨てや不法投棄、森林伐採による環境の変化によりこのような見た目になってしまったのだ。本来のオクサレ様は心優しく、思いやりのある性格。それが分かるシーンがある。千尋が浴場で誤って滑ってしまったとき、そっと救いの手を差し伸べたのだ。
話は逸れるが、人間社会でもこのようなことはないだろうか。心優しき人が悪意に満ちた者に搾取される。人の善意を踏みにじり、つけあがる。踏みにじられた側は疲弊し、困窮する。しかし、大体の人間が今のこの状態しか見ようとしないので、的外れなことを言う。筆者は思う。疲弊している人やヘドロまみれになり、身体を引きずるようにして歩くのにはそれ相応の理由がある、と。その理由を抜本的に解決しないと、本当の意味で救えないのだと。
話は戻るが作中では皆オクサレ様を避ける中、千尋はオクサレ様の内部に溜まっている人間が不法投棄したゴミを取り除こうとする。段々と皆が協力し、最後に自転車を取り除いたとき本来の姿に戻る。
筆者はこの時感動したのだ。長い間ゴミを押し付けられ、不当な扱いを受け虐げられてきた「オクサレ様」が自分を取り戻し、笑顔で去っていく。このシーンで決まって思い出す出来事がある。それは筆者が中学生の頃、いじめを受け学校に来れなくなっていた友人と、JR中央線の武蔵境駅にあるイトーヨーカドーに遊びに行ったこと。その友人は今までに無いくらい笑っていた。
いじめを無くす、不法投棄を無くす。簡単ではないが、問題はいつだって加害側にある。その問題を解決しない限り、心優しき人々の被害は無くならない。
まとめ
いかがだっただろうか。サウナでととのい、映画で心を満たす。そう、サウナ後はいつも以上に映画が心に入ってくるのだ!
このような至福の時間を過ごす提案を日々発信しているので、良かったらチェックよろしくお願いします!皆様の休日が素晴らしいものになりますように。
ではでは、また次回!!
